まったくの初めてで良し悪しも分からない。高価な買い物になりそうなので失敗したくない。そんなとき、選んでもらえる先生が身近にいれば心強いです。
しかしながら、そうではない場合もたくさんあるでしょう。
教室が近くにない、レッスンより先に楽器を持ちたい、そもそも先生に選んでほしくない、など。
「楽器を買う前にレッスンに通って先生に選んでもらう」を常識のように言う人もいますが、では、楽器屋さんで相談して買った人は非常識な人でしょうか?
逆に楽器の斡旋までサービスに含んでいる教室、先生を私は知りません。販売店併設の教室であったり、別にお金を払うなどしてお願いすれば、手伝っていただけるかもしれませんが。
いろいろな買い方があるので、その人の希望や生活圏、条件に合うように購入されると良いでしょう。
楽器屋さんで相談して買う場合、予め予算と希望を告げておき、候補をあげてもらうとスムーズでしょう。
後日、予約して時間をとってもらいます。例え10万円程度だとしても高価な買い物なので、遠慮する必要はありません。
バイオリンは『100万円以下だと恥ずかしい』なんて考える必要は微塵もありません。
商売ですから、売りたくない商品は扱いませんし、扱っている限りはきちんと説明しなければなりません。
かなり長い期間使うことになるかもしれない楽器なので、できれば手にとって選びたいところですが、楽器屋さんが近くになければ、信頼できる通販を利用しても良いでしょう。
最近では気にいらなければ返品できる場合も多いので、積極的に利用すべきでしょう。
音楽、楽器で楽しむために「こうしなければならない」、「こうしてはいけない」というルールはありません。
時代とともに販売スタイルも様々になりました。
こだわることなく、それぞれの良い点を利用すると良いでしょう。