拍手のタイミング

2015年7月7日
コラム

124255クラシック音楽のコンサートへ行くと、迷うことの一つに拍手のタイミングがあります。

ロックやポップスのように、気軽に拍手したり応援したりする習慣はありませんから、特に気をつかいます。

もちろん、観客としてお金を払って聴きにいくのですから好きなときに拍手し、かけ声をかけても違反ではありません。しかし、自分の楽しみのために他の観客の迷惑になるようでは大人として失格でしょう。

ある文献にあった鑑賞マナーをご紹介します。


基本的に、演奏中に拍手、手拍子、かけ声をかけてはいけません。
ピアニッシモでは咳一つでも全ての観客に聞こえてしまうでしょう。

楽器の音が終わったら、会場を響く音がなくなり、その余韻を味わってから手を叩くのがマナーです。

演奏が終わると即座にかけ声をあげる人がいますが、これはマナー違反です。


クラシックのコンサートでは、気にするあまりに曲と曲の間で咳払いがあちこちで聞こえます。

あまり気にしすぎず、リラックスして演奏を楽しめると良いですね。

余談ですが、奏者の性別に関わらず「ブラボー!」と言う人がいます。

日本語で「お見事!」などというのも似合わないかもしれませんが、しっかり理解したうえでかけ声をかけないと思わぬマナー違反になりかねません。