【映画】無伴奏「シャコンヌ」

2015年11月3日
お勧めバイオリン曲

残念ながら絶版となってしまった映画「無伴奏シャコンヌ」。

バイオリニスト、ギドン・クレメールが音楽を担当し、自らの芸術を追い求めるバイオリニストの愛と顛末を描いた作品。
監督は「歌う女・歌わない女」のシャルリー・ヴァン・ダム。

かつては有名なバイオリニストだったアルマン(リシャール・ベリ)は友人で同じバイオリニスト(ミカエル)が自殺したせいで第一線から退くようになっていた。
ある日地下道を自分の演奏場所に選びそこで毎日奏でるうちに、自閉気味の切符売りのリディアと出会い、リディアはアルマンの演奏で心をアルマンに開くようになる。

彼は音楽界に戻らずホームレス同然の生活を送り、ある日取り締まりでバイオリンを破壊されてしまう。
半ば気が狂った変人のようになり、録音テープを再生して物乞い生活を送るが、その姿を見かけた練習生から旧知の友人の耳に入ります。
彼はアルマンを探しだし、バイオリンと弓を手渡す・・・。この動画はそこからのシーンです。

リシャール・ベリはこの映画のためにバイオリンを練習したとのこと。
録音はギドン・クレーメルですが、まるで本人が弾いているかのような姿です。

是非、復刻してほしい作品の1つです。

監督・脚本:シャルリー・ヴァン・ダム
製作総指揮:ベルナール・ブイックス
製作:ルネ・クレトマン
原作:アンドレ・オディール
脚本:ジャン・フランソワ・ゴイエ、フランソワ・デュペイロン
撮影:ウォルター・ヴァンデン・エンデ
音楽監修・演奏:ギドン・クレーメル

残念ながら映画は絶版となってしまいましたが、こちらから本編を観ることができます。(字幕は韓国語)