アマチュアオーケストラに参加する。楽器を趣味にしている人なら一度は考えたことがあるでしょう。
演奏レベルは?費用は?練習日は?場所は・・・?色んな疑問があると思いますが、中でも気になるのは技量ではないでしょうか。
参加したのは良いけど全然弾けなくて、恥ずかしいばかりか指揮者から叱責を受けたりしないだろうか、と不安になります。私の経験からお話します。
今まで目撃した、指揮者が楽団員へ怒っている場面は以下の通り。
【練習中】
- 遅刻してきて、更に途中で帰ろうとした。
「基本的に遅刻も禁止です!」 - テンポをずらす指示をしていないのに、ずらして弾いた。
「どこかで聞いた演奏のマネをするな!」 - 指示に納得がいかなかった菅奏者が帰ろうとした。
「あなたが帰るなら、私が帰ります。この中で不要な奏者は誰一人いません!」 - 菅の独奏部分で、伴奏がフライングした。
「おい絃、ちゃんと聞けよ!」
【演奏会当日】
チェロ組曲、交響曲の演奏プログラムで、チェロ組曲のゲネプロ(リハーサル)後、交響曲への配置換えをしていた際、床に配置をテープなどで印していなかった。
いずれも、技量に対するものではありません。例えば難しい部分を全く弾けなくても、それで怒られる、といったことはありませんでした。
アマチュアとはいえ、とても真剣に指導するあまり激が飛ぶ、といった印象。
楽団に所属すると、演奏者として貢献する前に、迷惑をかけないようになるだけでもたいへんな技量と経験がいると気付きます。
できれば、交響曲に取り組むような楽団に所属する前に、合奏グループなどに所属したほうが、お互いよりスムーズに楽しめるでしょう。