できるだけお金は使わないほうが良いのですが、楽譜台はどうしても必要です。
無いと姿勢が悪くなりますし、演奏に集中できません。合奏の場では楽譜台も持込みの場合が少なくありません。
楽団で所有している場合でも、かなり傷んでいたり数が足りなかったりするため持ち込んでいる奏者はよく見られます。
私のお勧めする楽譜台は、小さく折りたためるタイプのものです。
やはり、持ち歩くのに小さければ小さいほど便利ですし、家で使うにもコンパクトです。
また、このタイプの楽譜台は音叉を掛けておけたり、横長の楽譜も置けるよう広がったり、冊子タイプの楽譜が閉じないようおさえられたり、何かと気の利く配慮がされています。
楽譜台の高さは面倒でもマメに合わせましょう。座ったり立ったり、その度に合わせないと前かがみになり、姿勢が悪くなり、次の日思わぬところが痛くなったりします。
色は好みがありますが合奏の場に持ち込むことを考えると、黒色が良いかもしれません。楽団で備えている場合はそれを使わせてもらえば良いのですが、持ち込む場合、ほぼ全員黒色なのでステージに並べたとき不揃い感があります。
気にするところではありませんが、できればキレイに揃えたいものです。
余談ではありますが、合奏の場では楽譜台の取り違えが驚くほど多くありました。練習の後片付けのとき、皆で一斉に椅子やテーブルなども動かしますが、楽譜台も一気に折りたたみます。
似たような楽譜台はあっという間に行方不明になってしまうので、目立つ位置にシールを貼ったり、名札をぶら下げておくほうが無難でしょう。
また、合奏の場に持ち込んで複数人で使っていると、傷、歪み、部品の紛失、角度調整が効かなくなる、などたちまち傷んでいきます。
アルミ製の軽くてカッコイイのを使いたくなっても若干高価ですし、安くて壊しても惜しくないものをマメに買い替えたほうが良いように感じています。
大きく重い豪華な楽譜台はインテリアとしても美しく存在感のあるものです。
部屋に据え置いていると、音楽が生活の一部のように感じて気持ちが上向きになりますね。
似合う部屋に住みたいところです(笑)。