調絃に慣れないうちはアジャスターがとても便利です。
でも、通常はE線にしか使わないアジャスター。
いつまでも補助輪のとれない自転車に乗ってるような、こっぱずかしい想いになったら外し時。
ペグで調弦する練習をしましょう。
まず、いきなり全部外す必要はありません。
どんなものにも段階があり、ステップを踏んでいけば良い。
我々サラリーマンは無理やガマンをしてまで楽器を楽しむ必要はないのです。
まずは、アジャスターを外さずにG線だけをペグで合わせるようにします。
これは太い絃のほうがペグで合わせ易いからです。
ペグで合わせるためには、これに適した向きにしなければなりません。
右の画像のように構えた指で動かしやすいようにペグの角度を調節します。方法は、絃を緩め、穴から出た長さを調整し、巻きなおします。これを繰り返し、良い角度になるようにします。
角度が合ったら調絃です。重音での調絃が望ましいですが、とても音程をとりやすいと感じるでしょう。
なかなかピッタリ合わなければ、アジャスターで微調整し、普段の練習へ移ります。
すぐにできるようになるものではありません。調絃の練習は次回に繰り返せば良いのです。
1週間も繰り返せばG線の調絃はペグのほうが早くなっていると思います。そうしたらG線のアジャスターを外し、D線の練習を始めます。
これをA線まで行えば、おおむね2~3ヶ月でG,D,A線のアジャスターが不要になり、手際よく調絃できるようになっているはずです。
慌てず、期間を使って慣れていけば何も難しいことはありません。