楽器はとてもありがたいことに、教えることを専門にしている先生がたくさんおられます。
しかし、人同士ですから当然、相性があります。もし、個人レッスンの先生に「合わない」と感じていたら、あなたはためらわずに教室を変われるでしょうか・・・?
大なり小なり、「言いにくい」と感じるのではないでしょうか。
変わった先で、また合わなかったらどうしよう。もっと合わない先生だったら?戻りたい、となってしまったら?
いろいろ考えるでしょうが、ここはやはり、自分の利益を第一に考えていただきたいところです。
そもそも、上達を先生に依存してしまってはいけませんし、上達のお手伝いをしていただく、という程度に考えることも大切。
どんなに素晴らしい指導を受けても、本人が頑張らないと上達しないですよね。
教室のカリキュラムと別に好きな曲に取り組んでも良いでしょうし、アンサンブルに参加するのも良い。
習っている先生の指導内容以外、何もしてはいけない決まりはありませんし、先生自身、そこまで依存されても困るでしょう。
ですから、遠慮なく転校を申し出れば良いし、戻りたければいつでも戻れば良いでしょう。
先生と生徒とはいえ、残念ながら相性はあります。お金を払ってまで相性の合わない人と過ごす必要はありません。
但し、例外はあります。
先生:「あなたは~のような先生に習ったほうが良い。」
生徒:「でも先生、私のマネージャーは高名なあなたの門下生でいることが必要だと言ってます。」
笑い話とも笑えない話とも、実話とも取れないエピソードです。