同じ練習するなら、早く上達したいものです。インターネット上には様々な意見があり、一体どれがほんとうなんだ?と感じることもあるでしょう。
また、魔法のように上達する方法がないことも皆、知っています。だからこそ少しでも少ない労力と時間で近道を探してしまいます。
しかし、例えば正反対の意見があったとしても、両方正しいと思っていただいて構いません。その人はそれで上達したのですから。
上達するには「あなたがヴァイオリン上達のためにかけた手間と時間」が全てです。
例えばある人は「朝一番に練習するのが最も集中できる」と言います。しかしある人は「朝なんて仕事で頭がいっぱいで弾く気になれない。夜、ご飯食べた後が一番集中できる」と言います。
またある人は「寝る前、寝室で弾くのが何より集中できる」と言います。
この3人に共通しているものは?そう。「上達するために自分なりの方法や時間帯を見つけている」ということ。教材、道具、全てそうです。
メトロノームを使ってはいけないと言う人。使わなければ基本が身につかないと言う人。
チューニング・メーターを使うと音感が育たないと言う人。音程を確かめるために積極的に使うべきと言う人。
全て正しいです。そして「上達したい」という気持ちだけが共通しています。
楽器はあなたがかけた手間と時間だけ、必ず上達します。星の数ほどある教材や道具を選んで、どんどん取り組みましょう。
「取り返しのつかない」ことや「やっても時間の無駄」なことなんてありません。上達したいという強い気持ちがあり、手間と時間をかけ続けるかぎり、必ず上達していきます。
上達の早い人の共通点は、
・ピアノなど鍵盤楽器の経験がある。
・レッスンの先生と相性が良い。または人間的に好きな先生についている。
・楽器仲間がいる。
・合奏の場を持っている。
・友達が少ない(付き合いが悪い)。
などなど。あまり練習方法とは関係なく、上手になってどうしたいか、という動機付けのほうが効いているように思います。